俺の根っこになった話。
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俺の根っこになった話。

2024年07月22日(月)10:20 AM

俺は子供の頃からみんなと一緒というのが嫌だった、自分は、何か特別な存在になれないものかとずっと思ってきたウルトラマンにあこがれたし仮面ライダーに改造されたいといつも思っていたそういう変身願望が俺のベースにあって、それで、俺という人間が出来上がったのだと思う本気でいつまでもライダーに変身したいと願うやつはいなかったし、少し恥ずかしいが俺は割とずっと思っていた、ちょっと風変わりな子供だったと思う、だからみんなとちょっと合わない自分に苦しむことが多かったその傾向は高校生になってからも続いてクラスの連中が随分と大人に見えて俺だけが取り残されたような気う分になることが多かったそういう変身願望を満足させるヒーローがキッスだった白塗りのバンドに俺は夢中になったキッスのメンバーになりたいと夢想する少年だった、高校生になって夏休みにアルバイトに精を出してエレキギターを買う事にした買うのはもちろんエースが使っているのと同じレスポール、もちろん国産のコピーモデルだ、やっとの思いでギターを買って俺は学校のロックグループの一員になった感じになって基礎からエレキを練習した俺は飲み込みが良くてのちにペンタトニックとかいうのを知るロックな弾き方を理解してちょっとそれらしいギターが弾けるようになったのだ、そのころのロックと言えばキャロルとか横浜銀蝿でそのコピーバンドのギタリストに頼まれてなったりしたのが、俺のロックの始まりだったそのころの俺が夢中になったのがディープパープルでギターのリッチーは俺にとって神に近い存在だったリッチーが吸っているタバコを無理して買って吸っているガキだった俺はもっとかっこいいバンドでギターを弾きたかったそこで友人に頼み込んでドラムをやってもらって学校で上手いと評判のヴォーカルに入ってもらって念願の自分のバンドを結成したそのころのバンドはライブハウスなどよくわからなくて市内にあるホールをレンタルしてコンサートを自分たちで開くのが一般的だった、市内のホールを予約してコンサートの日程も決まって俺はアンプとか必要なことにやっと思い至ったのだギターを買った楽器屋に有った一番安いGアンプを買って音を鳴らしたらドンと言ってからもう音がならなくなってしまった、、悲しかったが、安物買いの銭失いという事を学んだ貴重な体験であった、、、そうしてDPのコピーから始めたバンドだったけれどリーダーは俺が始めたバンドなので俺が決定権を持つに至った誰の曲をLコピーするのかコンサートでのリストも俺が決めることになった、誰にも文句を言わせないまさに独裁だったと思う、けれどあの頃の友人と会うといつもあの頃は楽しかったという話になる、よくわからないけれど自分たちでコンサートを企画して行っていくという事にみんなエキサイトしていた、ドラマのような恋愛話は無かったけれど、、、とにかく自分たちで夢を描いてそのために全力を注いだことが自分たちのその後に大いに役に立っていくのだった、だから俺は自分がやりたいことは自分で準備してやるものだと自然に思うように成った自分にとって貴重な経験だと思うようになった時分が店を持とうと思うのも、全部こういう下地があったから当たり前のように受け止めることができたのだ、いい意味で苦労をしたことが自分にとっての財産になったのだギターを手に入れる時もそのことを楽しめた、毎日楽器屋さんに行ってほしいギターを眺めてそのギターを弾いている自分を想像し続けた、暇さえあればいつもその楽器屋に行っていた、俺は其の時間が一番たのしかった、それで良いんだと思う、自分が楽しいと思うとは自分にとって必要だからきっと宇宙が俺に教えてくれているんだ寝食を忘れて夢中になることは魂が欲していることだと思う、俺が自分の施術に夢中になるという事はその先に俺にだけ用意された特別なプログラムがあるに違いないのです



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