鬱になったら、これを食べよう
あなたという命を支える為には沢山の命が必要です。
お米を食べると言うことは一粒一粒に稲に育つ為の命があり、その命をいただくから、あなたの命に変わりあなたとして生き続けるのです。
茶碗一杯に一体どれほどの命がよそれらているでしょう。
戦争に負けてからタンパク質・糖質・脂質等と栄養素という外国から押し付けられた物差しをあてがい、命を抜きにして食べ物を見るようになって日本の食べ物の多くは死にました。
加工され元の姿がわからなくなった食品。
季節の無くなったビニール栽培の野菜。
いつまでも腐ることのないインスタント食品。
これらの食品は栄養素で見たら基準を満たすことは出来るでしょうが、皆『命』を失ったか、わずかしかないものばかりです。
こんなものを食べているとあなたの命、生命力がどんどん失われていきます。
空腹は満たされるかもしれません。
でも命のないものでは心が満たされないのです。
昔から日本人が食べてきた【※和食】は食材の持つ命を活かす料理です。
お米(玄米)には稲になり、たくさんの子孫を残す命が宿っています。
太陽の光を浴び、土の栄養をたっぷりと取り込んだ旬の野菜には四季に応じた暑さ寒さに負けない体を作る力があります。
豆には大きく育ち子孫を残す力が宿っています。
その豆を使った発酵食品、味噌や醤油にはたくさんの善玉菌が入っています。
また漬物には乳酸菌、酵素、ビタミン等が豊富にありお腹をきれいにする力があります。
手を合わせ食べ物に感謝し、命を感じながらよく噛み、土の匂い、流れる水を思い、命をいただいていることをよく思ってみてください。
たくさんの生命があって自分は生かされているのだと思えるかもしれません。
和食は食べると心が康らぐ食べ物と言われています。
心のほつれが少しずつとれ、身体に命がみなぎってくるようになればもっともっと元気になれるはずです。
一度食べるものを見直しませんか?
※この場合の和食とは2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された日本人が健康に過ごすためのものを指します。