自律神経トラブルになったら、まずはじめにすべき事
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自律神経トラブルになったら、まずはじめにすべき事

2020年08月01日(土)3:45 PM

自律神経の不調は不快ですから皆様【症状】をなんとかしてほしいとおっしゃいます。
病院でも整体院でも症状にフォーカスしたサービスを提供します。

 

不眠・ふらつき・慢性疲労・鬱・めまい・パニックなどなど・・・
そしてそれぞれの手法でもって症状を治めるのが目的だとしているのですね。

 

私もカイロプラクティックを学ぶきっかけが自らの重度の鬱の経験から、同じ悩みを持つ人の役に立ちたいとの思いでした。
だからそれぞれの自律神経トラブルの症状に対してカイロプラクティックは有効だと自信を持っておすすめしたい気持ちを持っています。

 

しかし症状の原因に目を向ければ【どのような治療を選ぶか】が重要なのではなく【原因を取り除くこと】が最も重要だということに気付かされます。

 

自律神経系のトラブルの原因とは何でしょう?
結論から申し上げると【血の汚れ】が大元です。現代に激増する生活習慣病もこれが原因なんです。
旧約聖書のレビ記に『人の命は血なり』という言葉が出てきます。3500年前のこの言葉はまさに真理を指し示すものです。

 

命は血によって成り立っているのです。命の源となる血が汚れてしまっては健康を維持することができなくなってしまい様々な病気になるのです。
ではなぜ血が汚れるのか?そもそも血は何から作られるのか?現代医学では血とは骨髓にある幹細胞より生ずると仮説を立てており、これを支持する立場にありましたが、近年になりコロンビア大学で腸管にて造血することが確認されたため人の血液は腸内で作られるという説が定説になっています。
では血液は何から作られているのか?食べたものから造られているのです。
そしてこの血液によって体の隅々まで酸素と栄養が運ばれ、赤血球自体が新たな体細胞へと生まれ変わり古い細胞と入れ替わる新陳代謝が行われているのです。【千島学説より】

 

人は人にとって良い食べ物を食せば良い血液を作ることが出ます。人にとって良い食べ物とは何か?それは人の持つ消化酵素に応じた食べ物です。人が持つ最も多い消化酵素はアミラーゼです。
つまり穀物を主食に少しの野菜と発酵食品があれば人間は最高の血液を造ることができるのです。

 

しかし人間の消化酵素のバランスに沿わないものを食べると良い血液を造ることができなくなります。
例えば高タンパク食、高脂肪食、乳製品、砂糖類、などなどこれらを多食すると腸内で腐敗を起こし悪玉菌だらけの腸内環境になってしまいます。
こういう悪い環境でできた血を毒血と言います。この毒血が脳にまわると鬱になったり、毒血が肝臓で処理しきれなくなると慢性疲労を起こしたり、脂肪肝の原因となったり、子宮にたまると子宮筋腫、血管の壁を汚し酸化させて錆びつかせる動脈硬化の原因となるのです。
腸脳相関関係と言って良い腸内フローラがいっぱいの人は脳内ホルモンも幸せホルモンが多く分泌され非常に安定しています。腸内環境が悪いと脳の環境も悪くなってしまうのです。鬱を一言で『脳がうんこ臭くなっとる』と言い切った先生がいました。言い得て妙ですね。米を中心に鬱の治療に健康な人の大便を腸に移植する便移植という治療も非常に良い成績をあげているそうです。

 

表題にある 自律神経トラブルになったらまず始める事とは 食事を人間にあったものに変えましょうということです。
具体的にどういったものを食べれば良いか?
雑穀米でも麦ごはんでも良いですから皮のついた穀物を主食にバランスとして全体の60%、おかずは大根、人参、ごぼう、れんこんなどの根菜類の入った味噌汁を全体の30%(味噌は本醸造の長期熟成物)、糠漬けなどのちゃんと発酵させて作った漬物を全体の10%になるようにして、よく噛んで食べるようにして下さい。
徐々に腸内環境が整い、血液がきれいになれば自然と身体は健やかになっていきます。そのうえで治癒を加速させるという意味でカイロプラクティックを取り入れていただければなお良いんじゃないかと想います。



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