カイロプラクティックの上手な利用法
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カイロプラクティックの上手な利用法

2015年01月06日(火)4:40 PM

尼崎市のカイロプラクティック院 テットカイロオフィス 院長のテット鈴木です。

今日はカイロプラクティックを上手に利用する、ちょっとしたコツについてのお話しです。

江戸時代の儒学者、貝原益軒はその書「養生訓」で『凡そ薬と鍼灸を用ふるはやむ事を得ざる下策なり』と述べています。彼が勧める養生法は導引と按摩を毎日実行せよとあります。
現代風に訳せば、導引=呼吸法や体操 按摩=身体を自分や人になでさすってもらう事を毎日行うのが良い健康法であり、薬や鍼灸に頼るのはやむを得ない時だけにしましょう、という意になると思います。

実際貝原さんは夫婦揃って大変元気で長命をまっとうされた方で、江戸時代には「養生訓」は多くの人に愛読され実践された名著です。この素晴らしい書についてはまた折を見ながらご紹介していきます。

このように自分の健康に対し自分自身が管理を行う、人任せにしない態度の人は心も身体も健康な人が多いように思います。

私のクライアントの話です。

その方はとても忙しく世界中をそれこそ分刻みで飛び回るようなお仕事をされています。仕事先の地につきホテルの部屋に着くと先ず日課のストレッチ、飛行機の疲れを出来るだけ早くとり危険なエリアでなければウォーキングにも出かけます。
長い会議中にも時々身体を動かしたりして疲れがたまらないように心がけています。忙しい中時間を作っては、月に1~2回はカイロプラクティックケアを受け、内臓の状態など気をつけるべき点を必ず確認されていきます。
忙しいとどうしてもエクササイズなど日課にしようとしても難しいような気がしますが、お風呂に入る、歯を磨くなどの習慣と同じように習慣化してしまえば、充分楽しみながらできるそうです。
健康に対する高い意識が毎日を楽しく充実したものにしているという話です。

またある人はこの2~3年毎日のように接骨院に行き一時間近くのマッサージを受ける日々を続けていました。受けた後は身体の痛みもマシになったように感じるが翌日には同じ治療を受けなければ体が持たない状態でした。
見かねた友人が私のところを紹介しみさせていただきました。
体中が強いマッサージの刺激に中毒を起こし常時、交感神経優位の状態で今の治療の中止が何よりも必要な状態でした。週一回のカイロプラクティックケアと強もみマッサージの中止の必要性を説明し、誰かに自分の健康を丸投げするような考えを改めるように話しました。
3ヶ月後にはカイロプラクティックケアも2週に一度になり、筋肉、関節も柔らかくなり自宅で呼吸法をし気血のめぐりも随分と良くなりました。
治療を受けないと明日には仕事に行けないんじゃないかという不安がなくなり、何より今までのように治療に取られていた時間が無くなったのが嬉しいと喜ばれています。
この方も健康に対する意識の変化がその後を大きく変えるポイントに成りました。

同じようにカイロプラクティックケアを受けるにしても、ただ受け手として漠然と受けるのでなく、かけがえのないあなたが受けるのですから、どうかより健康になるんだという意識を持って、そして少しずつ上がってきている自らの健康レベルをどうか喜んでいただければ、より価値のあるものになると思います。

そして今あなたに必要な呼吸法や体操など提案できる、あなたをより健康に導けるカイロプラクターと出会えますように。



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