2014のクリスマス
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2014のクリスマス

2015年01月06日(火)8:49 AM

2014のクリスマスの日、6年続けたカイロプラクティック出張サービスを終了しました。

6年前に店長として勤めていたカイロ院の経営者が変わり解雇されました。カイロプラクティックの臨床を続けるには独立するしかない状況になりました。
資金もなくお店を構える事が無理でしたので出張専門で始めることになりました。さりとて肝心なお客様もゼロの状況でしたから先行き不安だらけの出発でした。(正直目の前真っ暗でした)

 

今は出張専門のカイロや整体も珍しくありませんが、6年前はカイロの出張サービスはまだ珍しく友人、知り合いに紹介をお願いする事から始めて行きました。
最初のうちは収入がありませんから嫁さんが持っていたアクセサリーとか時計とかお金になりそうなものは全部売り、僕は早朝に卸売市場の八百屋さんでバイトすることにしました。

しばらくすると、ありがたいことに紹介が紹介を産んで、だんだんとお客様が増えてきました。生活の不安がなくなりカイロプラクティックを続けていける喜びでいっぱいでした。

毎日が楽しく神戸、大阪と行っているうちに抜け道、裏道にも詳しくなり、道の混み具合を見当つけながら予約をとれるようになり、まさに出張のプロらしくなっていきました。

それでもいつかは自分のお店が欲しいなあという気持ちもあり、いやいや冒険せずに今のまま安定が続けば出張専門でもいいじゃないっていう気持ちの間で悩むようになりました。

以前ならお手上げだったような難しい臨床もこなせるようになり、カイロプラクターとして誰にも負けないっていう妙な自信も芽生えており先輩の励ましもあって、思い切って大借金して3年前に地元にお店を開きました。

出張はお店の休みの日に行くことにしました。
自分が苦しい時に支えてくれたお客様とのご縁を続けていきたいから、身体の続く限り頑張ろうって気張りました。

ありがたいことに開店当初はガラガラだったお店もお客様がじわじわと増えてきて気づけば忙しく毎日を過ごすようになりました。

休みなしで頑張り続け、とうとう去年の年末に嫁さんが過労で倒れてしまいました。

スタッフを雇用してシフトで休むようにしようと考えた時もありましたが現実にするには難しく、今年の夏に嫁さんと話し合って年内で出張をやめる決心をしました。お互いに体力が限界まで来ていることを自覚していました。

出張先のお客様は皆様、私達の事情を理解して受け入れてくださいました。
あるお客様はカレンダーを見ながら「来てもらえるのもあと少しやね~」と寂しそうにつぶやかれ、僕らが来ることを楽しみにしてくれていたんだと思うと僕も寂しくて涙が出そうになりました。

そして昨日最後の出張の日がやって来ました。
僕の勝手で止めるのに皆さん口々に「今まで本当に有難う」言ってくださって。。。。
もうこの道を通って、このお宅にお伺いすることも無いんだなって思うと、涙で視界が何度かぼやけました。(運転中は危険です)

自分は大切にしてきたことを、今、手放したんだな、本当に本当に今までありがとうございました皆様からの御恩は生涯忘れません。
クリスマス気分一色の賑やかな街を見ながら、繰り返しそう思いました。

子どもたちへ
出張の日は帰りが遅く、いつも寂しい思いをさせてきました。
兄ちゃんは小学生低学年の頃から妹の食事の用意、お風呂の掃除、お湯をためて父ちゃん母ちゃんが帰ってくるまでにオフロに入っておく等、約束を守ってくれて本当に助かりました。
お父ちゃんお母ちゃん食べて下さいってちっちゃなおにぎりを握ってくれてたこともありましたね、嬉しかったです。
君たちのお陰で仕事をするパワーをもらうことが出来ました。

母ちゃんへ
とんでもない男の嫁になってしまい、なんと申していいのやら。。。
僕がこうしてカイロプラクティックという夢を人生を生きていられるのもあなたのお陰です。本当に感謝します。
お互いあと30年人生が残っているとして、どうぞ今世はあきらめて僕と一緒にいてください。
母ちゃんにとって僕はハズレくじかもしれないけれど僕にとっては二度と出ないほどの当たりくじなんで、てへへ。

2014年のクリスマスは生涯思い出に残る忘れられないクリスマスになりました。
(写真は出張をやり始めた頃、自己PR用のパンフに使った写真です)

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