お薬について
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お薬について

2016年11月19日(土)11:12 AM

風邪薬を飲むと薬の力で風邪が治ったように感じますが、実は風邪薬の働きは症状を抑えることで風邪を治しているのは人の身体に備わる治癒力によるものです。

 

お医者さんに行って処方されるお薬の殆どはこのように症状を抑えるお薬です。頭が痛くなったら痛みを抑える薬、不眠で悩めば導眠剤等など・・・。

症状を抑え身体が楽になって治癒力が働き病気が治ることを期待してお薬が出されているのです。

 

薬の力によって病気が治ったと勘違い、もしくは誰かに刷り込まれた人は病気になれば薬に頼ればよいのだと自分の体験から信じるようになります。

日本人ほど安易に薬を飲む国民はいないと言われるのは皆保険制度により安く薬が手に入るシステムと、薬をたくさん出す医者ほど親切な良い医者だという(馬鹿馬鹿しい)考え方が根深いためかもしれません。

 

お薬というのは効き目が期待できるときは薬となりますが扱いを間違うと毒になります、ですから必要最小限、最短期間だけとるようにして治癒力が働けば続ける必要はありません。

 


ところが最近は生活習慣病にかかる人が増え5人に4人は生活習慣病で死ぬご時世になりました。

生活習慣病は生涯薬を飲み続けなければならないと言われています。

患者の治癒力に期待できないので薬で無理やり生きつづけるような状況を生んでいるのです。

 


昔の医者は・・・昔と言っても江戸時代より前の話ですが、患者が来ると今までの経緯を聞きながら診察し治療すべきところを見抜き、まず食生活のアドバイスを行います。
7割方はそれで治り、一流の医者になれば、それだけでほとんどの患者を治してしまうものだったそうです。
食事や生活習慣の改善だけでは足りない時に最小限の毒=薬を使い身体に刺激を入れ治したそうです。

 

さらに刺激が必要と考えたとき按摩術・鍼灸の刺激を用いたそうです。まあ現代ではカイロプラティック・整体もここに入ります。

 

この頃の医者には位があり最高の医者というのは食醫であり、藥醫であったそうです。医じゃなくて醫ですね。

 

医と言うのは身分の低い外科医のことを指すそうです。

 


現在の生活習慣病に薬を与え続け最後には外科で切りとき、もうこれ以上何をしても生きれないほど生かし続けて長寿だっていうのは、なにかおかしいですよネ。

 

生活習慣病という名前の通り、薬が必要になる前に生活習慣に問題があるならそこを改善しないと・・・

 

昔の医者の仕事の殆どはそこにあったのです。現代の医者はこんなことやってもお金にならない、経営が成り立たないからやらないのかもしれませんがこんなことで患者が減るわけ無いですよね。減らないほうが良いのか。

 


何度も言いますが、病気を治すのは身体に備わった治癒力によるものです。

 

あなたの病を治すのは薬ではなくてあなた自身なのです。その事をよ~く理解した上でお薬とおつきあいしましょう。



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