仮面ライダーを見て敵のショッカーをただ悪者として見ていると、物語として非常に浅くなってしまうが、一人一人に悲しい物語があるのだと言う視点で見ていくと深みが出てとても面白いドラマになるのです、原作の石森章太郎先生はきっとそこまでを物語に盛り込んでいたに違いないので、、こういう視点を持つという事は人間を見るときの洞察という点で深みが出てくるので良いのだろうと思うのです、例えば道を歩いていて車いすを押しているご婦人と乗せてもらっているおじさんをみかけるときっとご夫婦なんだろうと思うのですがきっとたくさんのご苦労があるのでしょうと思うと車いすを押している小柄な奥さんのお気持ちを考えるとお辛いときもあるだろうなあと思うと大変なごくろうだろうと想像するだけで人生というのは何か大きな隔たりのあるものに感じられて、自分なぞは随分と気楽に生きているものだと思ってありがたいものだなあと思ったりするのです。