養生訓 江戸時代の賢人に学ぶ  1
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養生訓 江戸時代の賢人に学ぶ  1

2015年01月12日(月)7:51 PM

こんにちは 尼崎市 カイロプラクティク院 テットカイロオフィス院長 テット鈴木です。

皆さんは江戸時代の儒学者で貝原益軒という人をご存知ですか?『養生訓』という健康な生活の暮し方についての解説書を書いた人で、この書は益軒さんが83歳の時に自身の経験から長寿を全うするための身体だけでなく心も養生する事を説いた書です。

大変著名な書で江戸時代に多くの方の健康的な生活習慣の礎になりました。

 

昔も今も健康を望む声は同じでしょうが、現在は健康でいるには〇〇のサプリメント!一日一杯の〇〇ジュース!とか、これさえあれば簡単に手に入る、お金で手に入る商品のように健康のことが取り沙汰され、またそうであるかのように錯覚する人も多く見られます。

健康はお金で買えるような物ではありません。

今日、身体も心も健康でいるということは一日一日をどう過ごしてきたかの結果ですから、もし今ご自身の健康に不安を感じているのなら今日からどのように生活していくかで明日からの未来が変わってきます。

何回かにわけ『養生訓』の内容をご紹介します。どうかご参考にしてあなたの健康な毎日のお役に立てたらなと思います。

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【凡そ養生の道は、内慾をこらゆるを以て本とす。本をつとむれば、元気つよくして、外邪をおかさず。内慾をつつしまずして、元気よはければ、外邪にやぶれやすくして、大病となり天命をたもたず。内慾をこらゆるに、その大なる条目は、飲食をよき程にして過さず。脾胃をやぶり病を発する物をくらはず。色慾をつつしみて精気をおしみ、時ならずして臥さず。久しく睡ることをいましめ、久しく安坐せず、時々身をうごかして、気をめぐらすべし。ことに食後には、必ず数百歩、歩行すべし。

もし久しく安坐し、また、食後に穏坐し、ひるいね、食気いまだ消化せざるに、早くふしねぶれば、滞りて病を生じ、久しきをつめば、元気発生せずして、よはくなる。常に元気をへらすことをおしみて、言語を少なくし、七情をよきほどにし、七情の内にて取わき、いかり、かなしみ、うれひ思ひを少なくすべし。慾をおさえ、心を平にし、気を和(やわらか)にしてあらくせず、しづかにしてさはがしからず、心はつねに和楽なるべし。

憂ひ苦むべからず。これ皆、内慾をこらえて元気を養ふ道也。また、風・寒・暑・湿の外邪をふせぎてやぶられず。この内外の数(あまた)の慎は、養生の大なる条目なり。これをよく慎しみ守るべし。】

内欲をこらえるのが養生の道とあります。

●まず食べ過ぎないこと。お腹いっぱいに食べると病気のもとになると説いています。

●色欲を慎めとあります。これとても大事で人の体を巡る気には先天の気(生まれながらに持ちあわせた気)と後天の気(生まれて後に鍛錬などで身につく生命力:気)があり精気(腎気)というのは限りある先天の気の事です。量が決まっているので無駄に使うなと説いています。

●寝すぎないこと。座りすぎないこと。普段寝不足な人が休日には昼前まで寝溜めをするなど聞きますが、これはますます身体に悪いようです。デスクワークの人も時々身体を積極的に動かすようにしましょう。特に食後にじっとし過ぎると病気のもと、食後の散歩は気の滞りを解消します。

●口は災いのもと。余計なおしゃべりは七情を生みます。七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)=外部からの刺激に対する反射的な感情的反応にとらわれないように、特に怒り、悲しみ、憂いにとらわれ過ぎないようにし言動に注意しましょう。内欲が大きくなればなるほど七情は大きくなるので、できるだけ心を穏やかに静かに騒がず和らいだ気を心がけましょう。

内欲に負けて元気を減らすことを惜しみましょう。
内欲を慎むと元気が養われ、外邪(風・寒・暑・湿)を防ぐことができるようになると説かれています。

ここまで書いて僕自身反省しきりです。まずは食べ過ぎに注意します。。。

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写真はBJパーマ(カイロプラクティックを発見した人の息子さん)が来日した際に撮影した大正時代の日本人の写真です。質素な食生活にもかかわらず、驚くほどよく働き勤勉であると感心されています。

こういうところが本当の日本人らしさなのかなと思います。



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